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塗想ブログ

第142弾:【長崎の雨漏り】晴れた日の調査では何が分かる?|雨が降っていなくても確認できる7項目

雨漏りの相談をしようと思ったものの、訪問日には晴れていた。

そんな時、

「雨が降っていないのに、原因が分かるの?」
「水が出ている日に来てもらわないと意味がない?」
「雨が止んだから、調査を延期した方がいい?」

と迷う方も多いと思います。

結論から言うと、晴れた日でも雨漏り調査はできます!

実際に水が入っている瞬間を確認できないことはありますが、

・ 室内に残った雨漏りの跡
・ 建物外部の劣化
・ 水が入りやすい場所
・ 雨漏り箇所との位置関係
・ 次に必要な調査

など、多くのことを確認できます。

むしろ、屋根や外壁を安全に確認しやすいという点では、晴れた日が調査に向いているケースもあるんです👀‼

まず結論:晴れた日の調査は「原因候補を整理する時間」

晴れた日の調査で大切なのは、最初から一か所へ原因を決めつけることではありません。

室内の症状と建物外部の状態を照らし合わせ、

どこから水が入った可能性があるのか

を一つずつ整理していきます。

その結果、

・ 目視で原因候補を絞れる
・ 応急処置が必要か判断できる
・ 次の雨で確認する場所が分かる
・ 散水調査が必要か判断できる
・ 雨漏り以外の可能性に気づける

ことがあります。

晴れた日に確認できる7項目

① 天井や壁に残ったシミ

室内では、まず雨漏りの跡を確認します。

見るのは、

・ シミの色
・ シミの形
・ 広がっている方向
・ 水が流れた跡
・ 壁紙の浮き
・ 天井材の膨らみ
・ 木部の変色

などです。

同じ天井シミでも、

・ 真上から落ちたような円形
・ 壁側から横へ広がる形
・ 窓の上から下へ流れる跡

では、水の動きが違う可能性があります。

シミだけで原因を断定することはできませんが、水がどの方向から来たのかを考える手掛かりになります。

② 壁や天井に残っている水分

表面が乾いて見えても、内部に湿気が残っていることがあります。

必要に応じて水分計などを使用し、

・ シミの中心
・ シミの外側
・ 周辺の正常と思われる部分
・ 窓や外壁に近い部分

を比較します。

ただし、水分反応があるからといって、必ず雨漏りとは限りません。

結露や配管漏水、材料の違いなどでも反応が変わることがあります。

水分計は、原因を断定するものではなく、湿っている範囲を考えるための補助として使います。

③ 屋根材や板金の状態

晴れている日は、雨天時より外部を確認しやすくなります。

地上や安全に確認できる場所から、

・ 瓦や屋根材のズレ
・ 割れや欠け
・ 棟板金の浮き
・ ビスや釘の抜け
・ 板金のサビ
・ 屋根と外壁の取り合い
・ 過去の補修跡

などを確認します。

ただし、お客様ご自身が屋根へ登る必要はありません。

屋根や高所の確認は、安全設備を整えた専門業者へ任せましょう。

④ 外壁のひび割れやシーリング

外壁から水が入るケースでは、次のような場所を確認します。

・ 窓の角から伸びるひび割れ
・ 外壁材の継ぎ目
・ シーリングの切れ
・ シーリングの剥がれ
・ 外壁材の反りや浮き
・ 配管まわりの隙間
・ 過去の補修部分

(例)

室内で濡れた場所の真裏だけではなく、その上部や横側まで確認することが大切です。

雨水は、壁の中を伝って移動することがあるためです。

⑤ サッシや窓まわり

窓まわりの雨漏りでは、

・ サッシ上部
・ 窓の左右上角
・ 外壁との取り合い
・ 窓上のひさし
・ シーリング
・ 水切り
・ サッシの排水部分

などを確認します。

室内では窓の下が濡れていても、入口が窓上部やさらに上の外壁にある場合があります。

また、サッシには内部へ入った水を外へ逃がす排水構造があるため、原因が分からないまま穴や隙間を塞がないことも大切です。

⑥ ベランダ・笠木・排水口

雨漏り箇所の上にベランダやバルコニーがある場合は、次の部分を確認します。

・ 床の防水層
・ 立ち上がり
・ 壁との取り合い
・ サッシ下
・ 排水口
・ 笠木の継ぎ目
・ 手すりの固定部分
・ 水がたまりやすい場所

ベランダの床がきれいでも、端部・排水・笠木などの弱点から水が入ることがあります。

床だけではなく、周辺を一体で確認します。

⑦ 室内と建物外部の位置関係

雨漏り調査では、室内のシミと外部の位置関係を整理することが重要です。

例えば、

・ シミの真上に屋根がある
・ 上階にベランダがある
・ シミの横に窓がある
・ 外壁側に配管が通っている
・ さらに上部に笠木がある

などです。

建物の間取りや高さを照らし合わせることで、確認する範囲を絞りやすくなります。

図面がなくても、室内と外部を見ながらおおよその位置を確認できます。

晴れた日だけでは分からないこともあります

晴れた日の調査で、多くの原因候補を確認できます。

ただし、実際の雨漏りは、

・ 雨の量
・ 風の向き
・ 風の強さ
・ 雨が降り続く時間
・ 建物内部に水がたまる時間

などの条件によって発生します。

そのため、目視調査だけでは、「この場所が100%原因です」と断定できないケースもあります。

大切なのは、分からないのに断定しないことです。

晴れた日の調査では、

・ 可能性が高い場所
・ 可能性が低くなった場所
・ まだ確認が必要な場所
・ 次に行う調査

を整理します。

原因が見つからなかった場合の次の進め方

① 次の雨で記録する

次に雨漏りが起きた時は、

・ 最初に水が出た場所
・ 水が出始めた時間
・ 雨の強さ
・ 風の向き
・ 水の量
・ 写真や動画

を記録します。

自然の雨でしか起きない症状では、この記録が非常に重要です。

② 水分計や赤外線カメラを併用する

目で見えない湿気や温度差を確認し、さらに調べる場所を整理することがあります。

ただし、機器だけで雨水の入口を断定するわけではありません。

③ 天井裏や点検口を確認する

点検口から安全に確認できる場合は、

・ 水が流れた跡
・ 木材の変色
・ 断熱材の濡れ
・ サビ
・ カビ

などを確認します。

点検口がない場合や、内部が狭い場合は、無理に入る必要はありません。

④ 散水調査を検討する

原因候補が複数ある場合は、範囲を分けて水をかけ、室内に症状が出るかを確認します。

散水調査が必要かどうかは、晴れた日の目視調査で原因候補を整理してから判断します。

最初から建物全体へ水をかけるのではなく、順番と範囲を決めて行うことが大切です。

調査前に準備しておくと役立つもの

晴れた日の調査では、次のものがあると状況を整理しやすくなります。

・ 雨漏り中の写真
・ 水が出ている動画
・ 発生した日時のメモ
・ 雨の強さや風向き
・ 過去の修理履歴
・ 以前の見積書や工事写真
・ 建築時の図面

すべてそろっていなくても大丈夫です。

スマートフォンに残っている写真1枚からでも、確認を始められます。

晴れた日に調査するメリット

外部を安全に確認しやすい

雨や強風の中では確認できない屋根・外壁・ベランダも、天候が落ち着いていれば確認しやすくなります。

写真を撮りやすい

建物全体、原因候補、劣化箇所などを明るい状態で記録できます。

落ち着いて状況を説明できる

雨漏り中はバケツや片付けで慌ただしくなります。

晴れた日であれば、写真や過去の状況を見ながら、ゆっくり整理できます。

応急処置と本補修を分けて考えられる

緊急性を確認し、

・ 今すぐ行うこと
・ 次の雨までに行うこと
・ 原因確認後に行うこと

を分けて検討できます。

「雨の日にもう一度来てもらう必要がある?」

晴れた日の調査だけで原因候補が明確になる場合もあります。

一方で、実際の雨の入り方を確認する必要がある場合は、次の雨で再確認したり、散水調査を行ったりすることがあります。

最初の調査時に、

「晴れた日の調査で、どこまで分かりましたか?」
「次の雨で何を記録すればよいですか?」
「散水調査は必要ですか?」

と確認しましょう。

一度の訪問ですべてを断定することよりも、確認した内容と次の手順が明確であることが大切です。

そのまま使える相談テンプレ

「先日の雨で雨漏りしましたが、現在は晴れて水も止まっています。

【場所】〇階・〇〇部屋の天井/窓まわりなど
【発生日時】〇月〇日・〇時ごろ
【天候】大雨/台風/風を伴う雨
【水の出方】水滴/壁を伝った/シミだけ
【現在の状態】シミが残っている/乾いている/臭いがある
【過去の雨漏り】初めて/以前にもある

雨漏り中の写真または動画があります。

晴れた日の調査で確認できる範囲と、原因が分からなかった場合の次の進め方を教えてください。」

ヌリケン・プラスへご相談いただく方へ

雨が降っていない日に、「今来てもらっても、何も分からないかもしれない」と心配する必要はありません。

晴れた日でも、

・ 室内に残ったシミ
・ 外壁や屋根の劣化
・ サッシやベランダの状態
・ 水が入りやすい場所
・ 室内と外部の位置関係

を確認できます。

ヌリケン・プラスでは、晴れた日の調査で分かったことと、まだ確認できていないことを分けてご説明します。

分からない状態で無理に原因を決めつけたり、すぐに大きな工事を勧めたりするのではなく、必要に応じて次の雨の記録や散水調査へ進みます。

雨が止んでからでも遅くありません。

まずは、雨漏り中に撮影した写真や動画をそのままお送りください。

まとめ:晴れた日は、原因候補を整理する大切な調査日

晴れた日の雨漏り調査では、

1. 天井や壁に残ったシミ
2. 壁や天井に残った水分
3. 屋根材や板金
4. 外壁のひび割れやシーリング
5. サッシや窓まわり
6. ベランダ・笠木・排水口
7. 室内と建物外部の位置関係

を確認できます。

雨が降っていないからといって、調査する意味がないわけではありません。

晴れた日に原因候補を整理しておくことで、次の雨で確認する場所や、必要な調査が分かりやすくなります。

「雨が止んでしまったから、もう相談できない」と思わなくて大丈夫です。

晴れている今だからこそ、安全に確認できることがあります!

株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡幸洋

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