塗想ブログ
第109弾:【長崎の外壁塗装】ベランダ防水は“端部(立ち上がり)”が9割|切れやすい理由と対策ポイント
2026年06月13日(土)
前回(第108弾)で、トップコートは防水層を守る「最後の1枚」だとお伝えしました。
その上で、現場で一番トラブルになりやすい場所があります。
それが、”端部(立ち上がり)”です。
「床はキレイなのに雨漏りした」
「端っこが切れていた」
「排水口の周りから傷んでいた」
こういうケース、実は珍しくありません。
結論から言うと、ベランダ防水は床の面より“端っこ(立ち上がり・取り合い)”が命です。
今日は、端部が切れやすい理由と、押さえるべき対策ポイントをお教えします!
まず結論:端部は「動く・水が集まる・納まりが複雑」だから弱い
床面はフラットで施工もしやすい。
でも端部は条件が厳しいです。
・ ベランダは建物の動きの影響を受ける(微妙に動く)
・ 水が端部・角に集まりやすい
・ 壁・笠木・サッシなど“別部材との境目”が多い
・ 形が複雑で施工難易度が上がる
つまり、端部は「弱点になりやすい場所」なんです。
端部(立ち上がり)で起きやすいトラブル
① 切れ(パカッと割れる/隙間が出る)
立ち上がりの角や、取り合い部に切れが出ると水の入口になります。
② ひび割れ(線が走る)
動きが集中する場所ほど、ひびが出やすいです。
(例)

③ めくれ・浮き
端部は密着が弱いと、めくれやすい傾向があります。
(例)

④ サッシ下・笠木まわりの浸水
「床は大丈夫でも、壁際から入る」典型パターンです。
端部が切れやすい“代表ポイント”(チェック箇所)
✅ ここは必ず見たい
・立ち上がりの四隅(角)
・ サッシ下(掃き出し窓の下)
・ 手すり・笠木の取り合い
・ 排水口(ドレン)周り
・ ベランダ床と外壁の接点(取り合い)
床の真ん中より、端っこ優先で見ると判断が早いです。
対策の考え方(ここが“安心設計”)
① 端部は「床と同じノリ」でやらない
床はトップコートで延命できても、端部は状態次第で補修が必要なことがあります。
・ 小さな切れ:部分補修で止める
・ 劣化が広い:端部を中心に改修を検討
こういう“使い分け”が重要です。
② 排水(ドレン)とセットで整える
端部は、水が溜まるほど負担が増えます。
だからドレン詰まり(第106弾)対策は端部の寿命にも直結します。
③ 端部の“下地処理と密着”が品質の差になる
防水は工法より、端部の納まりと施工管理で差が出ます(第108弾の続き)。
・ 下地の清掃・乾燥
・ 密着(プライマー等)
・ 端部の処理(立ち上がりの作り方)
ここを丁寧にやる現場ほど、トラブルが減りやすいです。
トップコートだけで良いか迷ったら(判断の目安)
✅ トップコート寄り(比較的安心)
・ 端部に切れがない
・ 排水が良好
・ 膨れ・フカフカがない
⚠ 点検・補修検討(早めが安心)
・ 端部に切れ/めくれ
・ サッシ下が怪しい
・ 排水が悪く水が溜まる
・ 室内にシミがある
そのまま使える確認テンプレ(コピペOK)
「ベランダ防水の端部(立ち上がり・サッシ下・排水口周り)を重点的に見て、トップコートで済むか、端部補修が必要か、根拠つきで教えてください。
追加が必要な場合は事前説明→了承→書面で進みますか?」
これで、不安が一気に整理できます。
まとめ:ベランダ防水は“床より端部”。ここを押さえると安心が続く
・ 端部は動く・水が集まる・複雑で弱点になりやすい
・ チェックは床より端部(角/サッシ下/笠木/ドレン)
・ 排水とセットで整えると長持ちしやすい
・ トップコートは有効だが、端部が切れていたら補修優先
ヌリケン・プラスでは、戸建てバルコニーはトップコートを基本サービスで対応しつつ、端部と排水の状態を必ず確認して「本当に必要な処置」だけ提案します。
※無理な営業はいたしません。相談=整理です。
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡幸洋
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