塗想ブログ
第137弾:【長崎の雨漏り】雨漏り修理の保証はどこまで?|保証対象・対象外・再発時の確認ポイント
2026年07月11日(土)
雨漏り修理の見積書や説明の中で、
「工事後は保証があります」
「もしまた漏れても対応します」
と言われると、少し安心しますよね。
ただ、ここで確認しておきたいことがあります。
それは、何が、どこまで、何年間保証されるのかということです。
「保証あり」と書かれていても、建物全体で今後発生するすべての雨漏りが、無条件で保証されるとは限りません!
保証の対象は、
・ 今回補修した場所
・ 今回使用した材料
・ 今回施工した範囲
・ 今回特定した原因
などに限られることがあります。
今回は、雨漏り修理を依頼する前に確認しておきたい、保証の中身について分かりやすくお教えします!
まず結論:保証は「期間」より「対象範囲」が大切
保証について聞くと、多くの方が最初に気になるのは、「何年間保証されるの?」という点だと思います。
もちろん、保証期間も大切です。
ただし、雨漏り修理では期間だけでなく、
・ どの部分が対象なのか
・ どの症状が対象なのか
・ 再発時に何をしてもらえるのか
・ どのような場合は対象外になるのか
を確認することが重要です。
10年保証と書いてあっても、対象範囲が非常に限定されている場合があります。
反対に、期間が短くても、施工範囲や再発時の対応が明確であれば、判断しやすい保証といえます。
雨漏り修理の保証で確認したい7項目
① 保証される場所
最初に確認したいのは、保証の対象となる場所です。
例えば、
・ 2階寝室の窓上部
・ ベランダの排水口周辺
・ 笠木の継ぎ目3か所
・ 屋根板金の補修部分
・ 外壁目地の打ち替え部分
など、できるだけ具体的に確認します。
(例)

「雨漏り工事保証」とだけ書かれている場合は、「建物全体ではなく、今回補修した場所だけが対象ですか?」と聞いてみましょう👀
写真や図面に、保証対象となる範囲を示してもらうと分かりやすくなります。
② 保証される工事内容
同じ場所でも、今回の工事内容によって保証範囲が変わることがあります。
例えば、
・ シーリングの打ち替え
・ 防水層の改修
・ 板金の交換
・ ひび割れ補修
・ 屋根材の差し替え
・ 応急的な止水処置
などです。
応急処置の場合は、長期的な保証が付かないこともあります。
「今回の工事は本補修ですか、応急処置ですか?」
「どの施工部分が保証されますか?」
と確認しておきましょう。
③ 保証期間の始まりと終わり
保証期間については、
・ 工事完了日から始まるのか
・ 入金日から始まるのか
・ 保証書発行日から始まるのか
・ 何年間または何か月間なのか
を確認します。
(例)

口頭で「数年間は大丈夫です」と聞くだけでなく、保証書や契約書へ期間を記載してもらうと安心です。
④ 再発した時に、どこまで対応してもらえるか
雨漏りが再発した場合、必ず無償で全面的な再工事になるとは限りません。
再発時の対応には、
・ 現地確認
・ 水分測定
・ 散水調査
・ 補修箇所の点検
・ 同じ施工箇所の手直し
・ 別の原因候補の調査
・ 足場や高所作業
などがあります。
ここで確認したいのは、
「再発した場合、現地確認は無償ですか?」
「再調査や散水調査は保証に含まれますか?」
「足場が必要な場合、足場費用も対象ですか?」
という点です。
施工箇所の手直しは無償でも、散水調査や足場費用は別途になる場合があります。
⑤ 同じ場所と、同じ原因の違い
雨漏りでは、室内で同じ場所が濡れていても、雨水の入口が前回と同じとは限りません。
例えば、以前は窓まわりのシーリングから入り、今回は上階の笠木から入ることもあります。
室内では同じ窓の上から水が出ていても、原因が別であれば、前回工事の保証対象外になる可能性があります。
そのため、再発時は、
・ 前回と同じ施工部分の不具合なのか
・ 別の場所から入っているのか
・ 新しい劣化が発生したのか
を確認する必要があります。
「同じ室内箇所から水が出た場合は、どのように判断しますか?」と事前に聞いておくと安心です。
⑥ 保証対象外になる条件
保証には、対象外となる条件が設けられていることがあります。
代表的な例としては、
・ 台風や地震などによる新たな破損
・ 別業者やお客様自身が補修した
・ 建物の別の場所から水が入った
・ 経年劣化によって新しい不具合が発生した
・ 排水口の詰まりなど、維持管理が原因だった
・ 結露や配管漏水など、雨漏り以外の水分だった
・ 建物の構造上、補修範囲外から水が回った
などがあります。
(例)

ただし、対象外になる条件は会社や工事内容によって異なります。
保証書の小さな文字も含め、分からない部分は説明を受けましょう。
⑦ 保証を受けるために必要な連絡方法
再発した場合、
・ いつまでに連絡する必要があるか
・ 電話・メール・LINEのどれで連絡するか
・ 写真や動画が必要か
・ 保証書の提示が必要か
・ 他社が触る前に連絡する必要があるか
を確認しておきます。
(例)

特に、再発後に別の業者や自分で補修してしまうと、元の施工状態を確認できなくなり、保証判断が難しくなる場合があります。
まずは施工した会社へ連絡し、状況を確認してもらいましょう。
保証書に書いてほしい内容
雨漏り修理の保証書では、次の内容が分かると安心です。
・ お客様名
・ 建物住所
・ 工事完了日
・ 保証期間
・ 保証対象となる工事
・ 保証対象となる場所
・ 保証対象外の条件
・ 再発時の連絡先
・ 施工会社名
・ 担当者名
・ 必要に応じて施工写真
文章だけで範囲が分かりにくい場合は、写真に丸印を付けて保証対象を示してもらう方法もあります。
「雨漏り10年保証」なら絶対安心?
長い保証期間は、判断材料の一つになります。
ただし、期間だけで決めるのはおすすめできません。
例えば、
・ 保証対象がシーリング材の剥がれだけ
・ 台風時の雨漏りは対象外
・ 再調査費や足場費は別料金
・ 建物の動きによるひび割れは対象外
・ 原因が別と判断された場合は有料
という条件があることも考えられます。
大切なのは、「長いか短いかではなく、何が起きた時に何をしてもらえるか」です。
応急処置と本補修では保証が違う
雨漏りが激しい場合、その日のうちに応急処置を行うことがあります。
応急処置は、
・ 一時的に水の量を減らす
・ 室内被害の拡大を抑える
・ 本調査までの時間を確保する
ための対応です。
そのため、応急処置には保証が付かない、または短期間のみとなることがあります。
応急処置を受ける際は、
「今回は一時的な対応ですか?」
「本補修は別に必要ですか?」
「応急処置に保証はありますか?」
と確認しましょう。
「一度作業したから完全に直った」と思い込まず、対応の目的を理解しておくことが大切です。
外壁塗装をすれば雨漏り保証も付く?
外壁塗装には、塗膜の剥がれなどに対する保証が付くことがあります。
ただし、塗装の保証と雨漏りの保証は、同じとは限りません。
外壁塗装を行った後に雨漏りした場合でも、
・ 屋根
・ 笠木
・ サッシ内部
・ ベランダ防水
・ 配管貫通部
・ 壁内部の防水紙
など、塗装していない場所が原因であれば、塗装保証の対象外になることがあります。
「外壁塗装の保証に、雨漏りも含まれますか?」と確認しましょう!
塗膜保証と雨漏り保証は、分けて説明してもらうと安心です。
保証が付かない工事は頼まない方がいい?
保証が付かないからといって、必ず悪い工事とは限りません。
例えば、
・ 原因候補が複数ある
・ 応急処置として行う
・ お客様の希望で補修範囲を限定する
・ 古い建物で他の劣化箇所が多い
・ 再発条件を完全に再現できない
場合は、保証を付けることが難しいこともあります。
その場合は、
・ なぜ保証が付かないのか
・ 今回の工事でどこまで改善を目指すのか
・ 再発した場合にどう進めるのか
・ 次に必要な工事は何か
を確認しましょう。
保証がないことより、保証できない理由が説明されないことの方が不安です。
雨漏り保証を受けるために、お客様側で気を付けること
① 工事写真・見積書・保証書を保管する
紙だけでなく、スマートフォンで撮影して保存しておくと安心です。
② 再発したら写真や動画を撮る
雨漏りが起きている時の記録は、前回との違いを判断する手掛かりになります。
③ 自分で補修する前に連絡する
コーキングや防水テープを追加する前に、施工会社へ相談しましょう。
④ 排水口や雨樋を定期的に確認する
保証対象外となる維持管理上の不具合を防ぐため、落ち葉やゴミの詰まりを確認します。
ただし、高所や屋根へ登る必要はありません。
安全に確認できる範囲だけで大丈夫です。
契約前に使える確認テンプレ
「雨漏り修理の保証について確認したいです。
1. 保証対象となる場所
2. 保証対象となる工事内容
3. 保証期間
4. 再発時の現地確認費用
5. 再調査や散水調査の費用
6. 足場が必要な場合の費用
7. 保証対象外となる条件
8. 再発時の連絡方法
以上について、契約前に説明をお願いします。
可能であれば、保証対象となる範囲を写真や書面で残してください。」
再発時に使える連絡テンプレ
「以前、雨漏り修理をしていただいた箇所で、再び症状が出ました。
【発生日時】〇月〇日・〇時ごろ
【天候】大雨/台風/風を伴う雨
【場所】〇階・〇〇部屋
【前回との違い】同じ場所/少し横/水量が増えたなど
【現在】漏れている/現在は止まっている
写真と動画があります。
前回の保証対象となるか、まず現地確認をお願いします。
別の原因が考えられる場合は、その理由と追加調査の費用を事前に説明してください。」
ヌリケン・プラスへご相談いただく方へ
ヌリケン・プラスでは、保証期間だけを大きく見せるのではなく、
・ どの場所が対象なのか
・ どの工事が対象なのか
・ どのような場合に保証できないのか
・ 再発時にどのように確認するのか
を、できるだけ分かりやすくご説明することを大切にしています。
雨漏りは、複数の入口が重なっている場合があります。
そのため、調査で確認できた範囲、今回施工する範囲、まだ可能性が残る場所を整理し、お客様と共有したうえで工事を進めます。
「保証があると言われたけれど、中身が分からない」
「別の会社で修理した雨漏りが再発した」
「以前の保証書を見ても、対象か判断できない」
というご相談でも大丈夫です。
見積書・保証書・工事写真があれば、一緒に内容を整理しましょう。
まとめ:「保証あり」ではなく、中身まで確認する
雨漏り修理の保証では、次の内容を確認しましょう。
1. 保証される場所
2. 保証される工事内容
3. 保証期間
4. 再発時の対応
5. 同じ場所でも原因が別の場合の扱い
6. 保証対象外となる条件
7. 保証を受けるための連絡方法
保証は、工事後のお客様を安心させるための大切な約束です。
だからこそ、曖昧なままにせず、契約前に質問して大丈夫です。
「何年保証ですか?」だけでなく、「また漏れた時、どこまで対応してもらえますか?」と確認しましょう。
不安のまま工事に進まず、保証の中身まで理解したうえで、安心できる雨漏り修理を選んでください。
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡幸洋
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