塗想ブログ
第140弾:【長崎の雨漏り】雨が止んだら調査しなくても大丈夫?|水が止まっても原因は消えていません
2026年07月14日(火)
大雨の最中、天井や窓まわりから水が出てきて、「早く業者へ連絡しないと!」と思っていたものの、翌朝になると雨も水も止まっていた😲
すると、
「もう漏れていないから大丈夫かな」
「業者を呼ぶほどではないかも」
「次に漏れた時に相談すればいいかな」
と迷ってしまいますよね。
お気持ちはよく分かります🥺
雨が止まって、水も落ちてこなくなると、少し安心します。
ただし、ここで一つだけ知っておいてほしいことがあります!
水が止まったことと、雨漏りの原因が直ったことは別です。
屋根や外壁、サッシまわりの隙間が自然に直ったわけではありません。
次の雨でもう一度漏れる可能性もあるため、雨が止んだ後こそ、一度状態を確認しておくことをおすすめします!!
まず結論:晴れた日でも雨漏り調査はできます
雨漏り調査は、雨が降っている時しかできないと思われがちです。
しかし、晴れた日でも、
・ 天井や壁のシミ
・ 水が流れた跡
・ 壁紙の浮き
・ 木部の変色
・ 外壁のひび割れ
・ シーリングの切れ
・ 屋根や板金の破損
・ ベランダや笠木の劣化
などを確認できます。
雨漏り中の写真や動画が残っていれば、雨が止んだ後でも、原因候補を整理する大切な手掛かりになります。
「もう乾いたから調べられない」ということではありません。
雨が止まっても確認した方がよい5つの理由
① 水の入口は、そのまま残っている可能性がある
雨が止まれば、当然、水も入ってこなくなります。
しかし、
・ 屋根材のズレ
・ 板金の浮き
・ 外壁のひび割れ
・ シーリングの隙間
・ 笠木の継ぎ目
・ ベランダ防水の切れ
などが自然に元へ戻るわけではありません。
(雨染みの例)

雨が止まって症状が消えたのは、水が供給されなくなったからかもしれません。
② 建物の内部に水分が残っていることがある
室内の表面が乾いていても、天井裏や壁の内部に水分が残っている場合があります。
内部の湿気が続くと、
・ 壁紙の浮き
・ 木部の変色
・ カビ臭
・ 下地材の傷み
・ 金属部分のサビ
などにつながる可能性があります。
(例)

見た目が乾いているだけで判断せず、シミや臭いに変化がないか確認しましょう。
③ 次の雨では、水の量が増えることがある
最初は小さなシミだけでも、次の大雨では水滴が落ちるほど症状が大きくなることがあります。
建物の隙間や劣化部分が広がったり、雨の量や風向きが変わったりするためです。
「今回は少しだけだったから大丈夫」とは限りません。
小さなうちに場所を確認しておく方が、補修範囲を抑えられる場合もあります。
④ 雨漏りの記録が新しいうちに確認できる
雨漏りから時間がたつと、
「どこから水が出ていたか」
「最初のシミはどのくらいだったか」
「どんな雨の日だったか」
が分かりにくくなります。
雨漏りした直後であれば、
・ 写真
・ 動画
・ シミの位置
・ 天候
・ 水が出た時間
を思い出しやすいため、原因を整理しやすくなります。
⑤ 危険な状態が隠れていることがある
雨漏りした場所が、
・ 照明器具
・ コンセント
・ 分電盤
・ 天井の膨らみ
・ 大きく剥がれた壁紙
の近くであれば、雨が止まっていても注意が必要です。
天井材が水を含んで重くなっていたり、電気設備の近くに水分が残っていたりする可能性があります。
濡れた照明やコンセントには触れず、天井が膨らんでいる場合は真下に立たないようにしてください。
雨が止んだ後にやってほしいこと
① シミを消す前に写真を撮る
天井や壁のシミを掃除したり、上から塗ったりする前に写真を撮りましょう。
撮る写真は次の3種類です。
・ 部屋全体が分かる写真
・ シミの場所が分かる写真
・ シミを近くから撮った写真
水が出ていた時の動画があれば、消さずに保存しておいてください。
② シミの外側を小さく印しておく
壁紙や天井材に問題がなければ、鉛筆などでシミの外側を小さく印しておく方法もあります。
次の雨でシミが広がった場合、変化が分かりやすくなります。
ただし、賃貸住宅の場合は壁や天井へ印を付けず、写真で記録し、管理会社や大家さんへ連絡しましょう。
③ 雨漏りした日時をメモする
難しい内容は必要ありません。
例えば、
「7月〇日、夜9時ごろ。強い雨と南風。2階寝室の窓上から水が出た。翌朝には止まった」
これだけでも十分です。
④ 自分でコーキングや塗装をしない
雨が止んだ後に外を見て、「ここに隙間があるから、自分で塞いでおこう」と思うかもしれません。
しかし、原因が分からないままコーキングすると、
・ 水の出口を塞ぐ
・ 本当の入口が分からなくなる
・ 別の場所へ水が回る
・ 後の調査が難しくなる
ことがあります。
まずは現状を写真に残し、補修する前に相談しましょう。
⑤ 次の雨を待たずに相談する
雨が降っていない時でも相談できます。
お問い合わせの際は、「昨日は漏れていましたが、今日は止まっています」とそのまま伝えてください。
雨漏り中の写真や動画があれば、一緒に送っていただくと状況を確認しやすくなります。
晴れた日の調査では何を見る?
雨が止んだ後の調査では、室内と建物外部の両方を確認します。
室内で確認すること
・ シミの位置と広がり
・ 水が流れた跡
・ 壁紙の浮きや剥がれ
・ 木部の変色
・ カビ臭
・ 天井裏や点検口の状態
・ 水分計の反応
建物外部で確認すること
・ 屋根材や板金
・ 外壁のひび割れ
・ シーリングの切れ
・ サッシまわり
・ 笠木
・ ベランダ防水
・ 排水口
・ 換気口や配管の貫通部分
・ 過去に補修した場所
室内で濡れた場所の真上だけでなく、さらに上部や周辺まで確認することが大切です。
晴れた日に原因が分からなかったら?
目視調査だけで原因を断定できないこともあります。
その場合は、
・ 雨漏りした時の写真や動画を確認する
・ 水分計や赤外線カメラを使用する
・ 天井裏を確認する
・ 次の自然な雨で記録する
・ 必要に応じて散水調査を行う
など、次の方法を検討します。
晴れた日の調査で原因が断定できなかったからといって、調査が無駄になるわけではありません。
まず原因候補を整理し、可能性が低い場所と、さらに確認が必要な場所を分けていきます。
こんな症状があれば、早めにご相談ください!
次の症状がある場合は、雨が止まっていても早めの確認をおすすめします。
・ 同じ場所で2回以上漏れている
・ 天井のシミが広がっている
・ 壁紙が膨らんでいる
・ 天井がたわんでいる
・ 木部が黒く変色している
・ カビ臭さが続いている
・ 照明やコンセント付近が濡れた
・ 台風や強風雨のたびに漏れる
・ 以前補修した場所から再発した
「このくらいで相談していいのかな」と遠慮しなくて大丈夫です。
雨漏りは、小さいうちに確認する方が安心です。
「様子を見る」なら、期限を決めましょう
すぐに工事をする必要がないケースもあります。
ただし、何となく何年も放置するのではなく、
・ 次の雨の後
・ 1週間後
・ 梅雨前
・ 台風シーズン前
など、確認するタイミングを決めておきましょう。
その間に、
・ シミが広がっていないか
・ カビ臭が出ていないか
・ 木部が変色していないか
・ 同じ場所で再発していないか
を確認します。
様子を見る場合でも、一度写真を撮り、現在の状態を記録しておくことが大切です。
そのまま使える相談テンプレ
「先日の大雨で雨漏りしましたが、現在は雨も水も止まっています。
【場所】〇階・〇〇部屋の天井/窓まわりなど
【発生日時】〇月〇日・〇時ごろ
【天候】大雨/台風/風を伴う雨
【水の出方】水滴/壁を伝った/シミだけなど
【現在】水は止まっている/シミが残っている
【過去の雨漏り】初めて/以前にもある
雨漏り中の写真または動画があります。
晴れた日でも確認できる範囲と、現地調査が必要かどうか教えてください。」
ヌリケン・プラスへご相談いただく方へ
「雨が止んだから、もう連絡しない方がいいかな」と迷う必要はありません。
ヌリケン・プラスでは、雨漏りしている最中だけでなく、雨が止んだ後のご相談にも対応しています。
まずは、
・ 雨漏りした場所
・ 当日の天候
・ 写真や動画
・ 現在残っているシミ
・ 過去の補修歴
を確認し、晴れた日に確認できることと、追加の調査が必要なことを整理します。
ご相談いただいたからといって、すぐに大きな工事を決める必要はありません。
「まず状態だけ確認したい」
「次の雨まで様子を見てよいか聞きたい」
「小さなシミだけど気になる」
というご相談でも大丈夫です。
雨漏りの不安は、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
まとめ:水が止まっても、一度状態を確認する
雨が止んだ後は、次のことを行いましょう。
1. シミや水が出た場所を撮影する
2. 雨漏りした日時と天候を記録する
3. 自分でコーキングや塗装をしない
4. シミや臭いの変化を確認する
5. 雨漏り調査ができる業者へ相談する
雨が止まっているからといって、手遅れではありません。
むしろ晴れた日は、建物外部を安全に確認しやすいタイミングでもあります。
「もう水が止まったから、相談しても意味がない」
と思わず、雨漏り中の写真や動画をそのまま送ってください。
次に何を確認すればよいか、一緒に整理しましょう。
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡幸洋
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