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塗想ブログ

第229弾【ヌリケンブログ・第2章】 外壁塗装の前にシーリングを打ち替える理由|古いシーリングを残したまま塗って大丈夫?

高圧洗浄。下地処理。

そして外壁塗装の前に、もう一つ大切な工程があります。

それが、シーリング工事です👀🌟

サイディング外壁を見ると、外壁材と外壁材の間にゴムのような材料が入っています。

これがシーリングです。

「どうせ上から塗装するなら、そのまま塗ればいいんじゃない?」と思われるかもしれません。

でも、外壁をきれいに塗るだけでは、シーリングの劣化そのものが直るわけではありません。

今回は、なぜ塗装前にシーリングを直すのかについてお教えします!

シーリングには大切な役割があります

サイディング外壁は、一枚の大きな壁ではありません。

何枚もの外壁材を張り合わせてできています。

その継ぎ目に施工されているのがシーリングです。

シーリングには、雨水の浸入を防ぐ。

そして、建物や外壁材の動きを吸収するという大切な役割があります。

見た目では細い目地ですが、家を守るうえでは非常に重要な部分です!!

シーリングも劣化します

新築時は柔らかかったシーリングも、長年紫外線・雨・暑さ・寒さ・外壁の動きなどの影響を受けます。

すると、

硬くなる。

痩せる。

ひび割れる。

外壁から剥がれる。

切れる。

といった症状が出ることがあります🧐

(例)

その上から塗装したら直る?

ここが大切です。

劣化したシーリングの上から塗料を塗れば、一時的にはきれいに見えるかもしれません。

でも、古いシーリングそのものが新品になったわけではありません🙅

例えば、

中まで切れているシーリング。

外壁との接着が切れているシーリング。

硬くなって動きに追従できなくなったシーリング。

その上を塗装だけしても、根本的な補修にはなりません。

だから私たちは、「塗れば見えなくなるからOK」ではなく塗る前に状態を確認することを大切にしています。

外壁目地は基本的に「打ち替え」

サイディング外壁の目地では、

一般的に、

既存シーリングを撤去
↓
新しいシーリングを施工する

という「打ち替え」が基本になります。

古いシーリングを撤去して目地の状態を確認。

必要な処理を行って、新しいシーリングを充填します。

「増し打ち」とは何?

もう一つ、増し打ちという施工方法があります。

これは、既存シーリングを残した状態で、その上から新しいシーリングを施工する方法です。

「撤去しないなら手抜きなの?」と思われるかもしれませんが、

そうとは限りません。

例えば、

〇サッシまわり。

〇撤去することで防水上のリスクが生じる場所。

〇構造上、完全撤去が難しい場所。

など、部位や既存状態によって増し打ちを選択する場合があります。

大切なのは何でも打ち替え、何でも増し打ちではなくその場所に合った方法を選ぶことです。

ただし「目地全部を増し打ち」は確認してほしい

例えば見積書に、「外壁目地シーリング増し打ち 一式」と書いてあった。

そんな場合は、一度確認してみてください。

「なぜ今回は打ち替えではなく、増し打ちなんですか?」

これで大丈夫です🙆

きちんと理由があるなら、施工会社が説明できます。

大切なのは、施工方法の名前ではなくなぜその方法なのかです!

シーリングは「厚み」も大切

新しい材料を入れれば、それだけでいいわけではありません。

シーリングは、適切な幅や適切な深さ。

そして、必要な厚みを確保することが大切です。

増し打ちの場合も同じです。

上からほんの少し材料をなぞっただけでは、十分な性能を期待できない場合があります。

だから施工方法だけではなくどんな状態に仕上げるのかまで考える必要があります👀

「2面接着」と「3面接着」

少しだけ専門的な話をします。

外壁目地のシーリングでは、一般的に左右の2面で接着させる「2面接着」が基本になります。

目地の奥まで接着する3面接着になると、外壁の動きに追従しにくくなる場合があります。

そのため、必要に応じてバックアップ材やボンドブレーカーなどを使用してシーリングが適切に動ける状態をつくります。

小さな目地ですが、中ではこうした施工も考えられています🧐

プライマーも大切

古いシーリングを撤去。

新しい材料を入れる。

その間にも大切な工程があります。

それが、プライマーの施工です。

シーリング材をしっかり接着させるために、指定されたプライマーを使用します。

完成すると見えません。

でも、こうした見えなくなる工程が大切なんです。

シーリング材は何でも同じではありません

シーリング材にも種類があります。

外壁材。

施工場所。

上から塗装するのか。

露出仕上げなのか。

必要な耐久性。

などによって選定します。

だから見積書を見るときには、「シーリング工事 一式」だけではなくどんな材料を使うのかも確認してみてください。

塗料だけ高耐久でもバランスが悪い

例えば、外壁には高耐久の塗料を使用する。

でも、シーリングは既存の傷んだものをそのまま。

これでは、せっかく外壁がきれいになっても先に目地が傷んでしまう可能性があります。

だから私は、外壁塗装では塗料だけを見るのではなく、外壁全体を一つの工事として考えることが大切だと思っています😌

シーリング工事も写真に残す

シーリングも、最終的に塗装すると見えにくくなる部分があります。

だから、

・既存の状態

・撤去

・プライマー

・充填

・仕上げ

こうした工程を写真に残しておく。

完成したあとでも、「ちゃんと古いシーリングを撤去したの?」という不安を減らせます。

完成すると見えないところだからこそ、施工中に確認できるようにする。

これはとても大切です。

(例)

今日覚えていただきたいこと

① シーリングには防水と動きを吸収する役割がある。

② 劣化したシーリングは、上から塗るだけでは直らない。

③ サイディングの外壁目地は、基本的に打ち替えを検討する。

④ サッシまわりなど、場所によって増し打ちを選ぶ場合もある。

⑤ 大切なのは「なぜその施工方法なのか」を確認すること。

まとめ

外壁塗装というと、どうしても、

「何の塗料を使う?」

「何年もつ?」

というところに目が行きます。

もちろん、それも大切です。

でも、外壁と外壁の間にあるわずか数センチのシーリングも家を守る大切な部分です。

古いシーリングを確認する。

必要なら撤去する。

下地を整える。

プライマーを施工する。

新しい材料を充填する。

そして適切に仕上げる。

そこまでやって、次の塗装工程へ進む。

ヌリケン・プラスでは、上から塗ったら見えなくなる場所だからこそ、施工中の工程を大切にする。

そして、できるだけ写真でも残す。

それを大切にしています。

外壁塗装は、塗料だけで家を守る工事ではありません。

下地。シーリング。塗装。

一つ一つがつながって初めて一つの外壁になります。

さて、洗浄。下地処理。シーリング。

ここまで終わりました。

いよいよ次は塗装……と思いますよね。

その前に、塗ってはいけない場所を守る作業があります。

次回は、「養生」についてお教えします😊🌟

株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡 幸洋

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