塗想ブログ
第228弾【ヌリケンブログ・第2章】 高圧洗浄の次は「下地処理」|ひび割れ・浮き・サビをそのまま塗ってはいけない理由
2026年10月10日(土)
足場を組んで高圧洗浄が終わった!
「いよいよ塗装ですね!」と思いますよね🤔
でも、まだ塗りません💦
次に行うのが、下地処理です。
私は外壁塗装でこの工程はものすごく大切だと思っています。
なぜなら、どれだけ良い塗料を使っても、その下にある外壁が傷んだままでは、良い塗装にはならないからです。
今回は、塗装する前に行う「下地処理」についてお教えします!
そもそも下地処理って何?
簡単に言えば、塗装する面をきちんと塗れる状態に整える作業です。
外壁は10年15年と、雨・紫外線・風・湿気・台風などにさらされています。
当然、すべての外壁がきれいな状態とは限りません。
例えば、
・ひび割れ
・塗膜の浮き
・剥がれ
・欠損
・サビ
などが見つかることがあります。
それらを確認して、必要な補修をしてから塗装へ進みます👀
ひび割れの上から塗れば消える?
見た目だけなら、塗料を塗ることで一時的に分かりにくくなる場合があります。
でも、ひび割れそのものが直ったわけではありません。
なぜ割れたのか。
どのくらいの幅なのか。
どこまで入っているのか。
動きがある場所なのか。
外壁材は何なのか。
状態を確認したうえで、必要な補修方法を判断します。
「割れているから、とりあえず塗料で埋める」ではないんです🙅
小さなひび割れも全部同じではありません
ここも大切です。
ひび割れを見つけたからといって、すべて同じ材料・同じ方法で直すわけではありません。
表面的な細いひび割れ。
下地まで影響しているひび割れ。
外壁材そのものの割れ。
建物の動きによって発生しているもの。
原因や状態によって、補修方法は変わります。
だから、まず見る。
そして、その状態に合った処理をする。
これが基本です。
塗膜が浮いていたら?
既存の塗膜が浮いている。
剥がれかけている。
その上から新しい塗料を塗ったらどうなるでしょうか。
新しい塗料はきれいに見えても、その下の古い塗膜が剥がれれば新しい塗膜ごと剥がれてしまう可能性があります。
だから、
浮いている部分。
密着していない部分。
劣化している部分。
などを確認して、必要な処理を行います!
(例)

鉄部のサビも「上から塗ればOK」ではありません
雨戸・鉄骨・手すり・庇・その他の鉄部。
サビが出ている場所へ、そのまま塗料を塗る。
一時的にはきれいになるかもしれません。
でも、サビや劣化した旧塗膜を適切に処理せず、そのまま仕上げるのはおすすめできません。
鉄部ではケレンと呼ばれる作業などを行い、サビ・浮いた旧塗膜・汚れなどを状態に応じて除去・調整します🙌
そして必要な防錆処理を行って塗装へ進みます🌟
「ケレン」って何?
見積書でケレンという言葉を見たことがあるかもしれません🤔
簡単に言えば、サビや劣化した塗膜などを除去し塗装できる状態へ整える作業です。
工具・研磨材・電動工具など、状態に応じた方法があります。
完成すると見えなくなる作業ですが、鉄部塗装では非常に重要です!!
(例)

欠けている外壁も確認します
外壁の角が欠けている。
一部が破損している。
釘まわりが傷んでいる。
こうした場所も確認します。
ただし、何でも補修材を付ければいいわけではありません。
・外壁材の種類
・劣化状況
・水の影響
・施工場所
などを確認して適した補修方法を考えます🧐
「塗装で直せる傷み」と「塗装では直せない傷み」がある
ここは、ぜひ覚えておいてください。
外壁塗装は、何でも直せる工事ではありません。
例えば、
外壁材そのものが大きく傷んでいる。
内部の木下地が腐食している。
雨漏りしている。
構造的な問題が疑われる。
こうした状態なら、塗装より先に必要な修繕を考えなければなりません。
塗装は、傷んだ家を全部元通りにする魔法ではないんです😣
高級塗料より、まず下地
例えば、A社。
高級な無機系塗料。
でも下地処理はほとんどしない。
B社。
必要な部分をきちんと補修して、そのうえで建物に合った塗料を施工する。
私は、塗料の名前だけでは工事の良し悪しは判断できないと思っています。
塗料はもちろん大切です。
でも、その塗料をどんな下地へ塗るのか。
こちらも同じくらい大切です。
見積書でも確認してほしい
外壁塗装の見積書を見たとき、塗料の商品名だけではなく
「下地処理」
「下地補修」
という項目も見てみてください。
そして、「具体的に何をするんですか?」と聞いてみてください。
例えば、
ひび割れはどうする?
浮いている塗膜は?
鉄部のサビは?
欠損部分は?
事前に確認しておけば安心です。
下地処理は、完成すると見えなくなる
これが難しいところです。
下地処理をした。
その上から下塗り。
中塗り。
上塗り。
最終的には、全部隠れて見えなくなります。
だからこそ、施工中の写真を残すことも大切です。
補修前。
補修中。
補修後。
そして塗装。
完成したあとでも、「ここはこう直しました」と確認できる。
お客様にとっても安心材料になると思います😌
ヌリケン・プラスが大切にしていること
私たちは、完成したときに「きれいになりました!」だけで終わりたくありません。
もちろん見た目も大切です。
でも、その下で、
何をしたのか。
どこを直したのか。
なぜその処理をしたのか。
ここまで大切にしたい。
外壁塗装は、見える仕上がりと見えなくなる工程。
両方で一つの工事だと思っています。
今日覚えていただきたいこと
下地処理では、
① ひび割れ
② 塗膜の浮き・剥がれ
③ 外壁の欠損
④ 鉄部のサビ
などを確認します。
そして大切なのは、傷みの種類に合った処理をすることです。
何でも同じ方法で直せばいいわけではありません。
まとめ
外壁塗装で、一番目立つのは上塗りです。
でも、その上塗りを支えているのは完成したら見えなくなる工程です。
洗浄する。
傷みを確認する。
ひび割れを補修する。
浮いた部分を処理する。
サビを落とす。
必要な下地を整える。
そして、ようやく塗装へ進む。
だから私は、「何を塗りますか?」と同じくらい、「塗る前に何をしますか?」を確認してほしいと思っています。
高い塗料だから安心。
有名な塗料だから安心。
ではありません🙅
良い材料を、良い状態の下地へ、正しい工程で施工する。
それが大切です。
ヌリケン・プラスは、完成したら見えなくなる部分だからこそ手を抜かない。
そして、できるだけ写真に残してお客様にもお伝えする。
そんな工事を続けていきたいと思っています。
さて、洗浄が終わった!
下地も整えた!
でも外壁材によってはまだ塗る前にやる大切な工程があります🤔
次は、外壁塗装で非常に重要なシーリング工事についてお教えします😊🌟
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡 幸洋
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