塗想ブログ
第230弾【ヌリケンブログ・第2章】 外壁塗装の「養生」って何?|窓・玄関・車など、塗ってはいけない場所を守る大切な工程
2026年10月12日(月)
高圧洗浄。
下地処理。
シーリング。
ここまで終わったら、いよいよ塗装!
……の前に、もう一つ大切な作業があります。
それが、「養生(ようじょう)」です!
外壁塗装をしたことがない方には、あまり聞き慣れない言葉かもしれません。
簡単に言うと、塗料が付いてはいけない場所をビニールやテープなどで保護する作業です。
今回は、この「養生」についてお教えします!
家には「塗らない場所」がたくさんあります
外壁塗装だからといって、家全体に塗料を塗るわけではありません。
例えば、
・窓ガラス
・サッシ
・玄関ドア
・タイル
・照明
・給湯器
・室外機
・植木
・土間
・その他の設備
こうした場所に塗料が付かないように保護していきます。
養生で仕上がりも変わります
例えば、外壁とサッシの境目。
ここがガタガタだったら、せっかく外壁がきれいになっても気になりますよね。
養生では、塗料を付けないためだけでなく「どこまできれいに塗るか」という境界をつくる役割もあります🤔
つまり、養生の丁寧さは完成したときの見た目にも関係するということです!!
「ビニールを貼るだけ」ではありません
一見すると、テープを貼ってビニールをかぶせるだけ。
簡単そうに見えるかもしれません。
でも実際には、風で剥がれないようにする。
塗料が入り込まないようにする。
仕上がりのラインを考える。
お客様の出入りを邪魔しないようにする。
設備が使えるように考える。
など、現場ごとに判断しながら施工します。
養生も職人の技術が出る工程の一つです。
窓は開けられる?
これは、お客様からよく出る質問です。
養生中は、窓をビニールなどで覆うため、一時的に窓を開けにくい、または開けられない期間が出ることがあります。
特に夏場は、「窓が開かないと困る」ということもありますよね。
なので、普段よく使う窓。
換気したい部屋。
小さなお子様や高齢の方が過ごす部屋。
などがあれば、工事前に施工会社へ伝えておいてください。
工程を考えながら対応できる場合があります👀
(例)

玄関は使える?
もちろん、基本的には出入りできるように施工します。
玄関まわりを養生する場合も、お客様が出入りする場所ですので開閉できるように考えながら養生します。
ただし、玄関付近を実際に塗装する時間帯などは、一時的に注意していただく場合があります。
その場合は、「今日は玄関まわりを施工します」と事前にお伝えすることが大切です。
(例)

エアコンは使える?
これも夏場は特に重要です。
室外機を塗料から守るために養生することがあります。
ただし、室外機を完全に密閉した状態でエアコンを使用するのは避けなければなりません。
そのため、専用のカバーを使用したり室外機が正常に吸排気できるよう配慮したり施工時だけ調整したり現場に応じて対応します。
「工事中もエアコンを使いたい」という場合は、必ず事前に伝えてください。
生活に関わる部分です。
遠慮しなくて大丈夫です😊🌟
給湯器などの設備も注意します
家の外には、給湯器・換気設備・電気設備・配管・メーターなど、さまざまな設備があります。
こうしたものも、ただ全部ビニールで包めばいいわけではありません。
特に給湯器などは、使用中に給排気を妨げるような養生をしてはいけません。
設備の役割を確認しながら、適切に保護する必要があります。
車にも注意
敷地内や近隣に車がある場合、塗料の飛散にも注意します。
風がある日は、思った以上に細かな塗料が飛ぶ可能性があります。
必要に応じて、車を移動していただく。
車用カバーを使用する。
作業方法を変更する。
などの対応を考えます。
「飛散防止ネットがあるから絶対大丈夫」ではありません。
周囲を確認しながら施工することが大切です。
植木や花も守ります
外壁の近くには、植木・花・家庭菜園・芝生などがある住宅もあります。
塗料が付かないように保護する必要がありますが、植物を長時間密閉すると負担になることもあります。
そのため、植物の状態・天候・施工時間なども考えながら養生します。
大切に育てている植物があれば、「これは特に気をつけてほしいです」と遠慮なく伝えてください🙌
養生中は少し不便です
これは正直にお伝えしておきたいです。
窓が開けにくい。
外が見えにくい。
ビニールの音がする。
家の中が少し暗く感じる。
洗濯物を外に干せない。
外壁塗装の期間中は、どうしても多少の不便があります。
だから私たちは、「工事だから仕方ないでしょう」で終わらせたくありません。
今日は何をするのか。
窓は開けられるのか。
洗濯物はどうするのか。
エアコンは使えるのか。
できるだけ事前にお伝えする。
それが大切だと思っています。
養生は「塗装の準備」ではなく「塗装の一部」
完成すると、養生は全部撤去します。
つまり、最終的には何も残りません。
でも、きれいなライン。
塗料の飛散防止。
設備の保護。
お客様の生活への配慮。
これらを考えると、養生は単なる準備ではありません。
塗装工事そのものを支える大切な工程です。
今日覚えていただきたいこと
養生は、
① 窓・サッシを守る
② 玄関や設備を守る
③ 車や植木など周囲を守る
④ 塗装の境界をきれいに仕上げる
ための作業です。
そして工事前には、
「窓は開けられる?」
「エアコンは使える?」
「洗濯物は?」
と聞いて大丈夫です。
むしろ、生活に関わることだからこそ確認してください。
まとめ
外壁塗装というと、「塗る職人さんの腕」に注目されます。
もちろん、それは大切です。
でも私は、塗らない場所をどれだけ丁寧に守れるかも職人の仕事だと思っています。
窓を守る。
玄関を守る。
設備を守る。
車を守る。
植木を守る。
そして、お客様の生活をできるだけ守る。
そこまで準備して、ようやく塗装に入ります。
ヌリケン・プラスでは、完成した外壁だけではなく工事中のお客様のストレスをできるだけ減らすことも大切な仕事だと考えています。
そして、足場→高圧洗浄→下地処理→シーリング→養生。
ここまで来て、ようやくです!
次はいよいよ「下塗り」
外壁に最初の塗料を入れていきます。
でも、この下塗り。
完成したら見えなくなります。
だからこそ、ものすごく大切なんです😊🌟
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡 幸洋
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