塗想ブログ
第190弾【失敗しないための住まい辞典】モルタル外壁って何?|ひび割れを見つけたときに知っておきたいこと
2026年09月02日(水)
「外壁にひび割れがあるんですが、大丈夫でしょうか?」
住まいのご相談の中でも、よくあるご質問の一つです。
特にモルタル外壁では、ひび割れを見つけて不安になられる方も少なくありません。
前回の第189弾では「窯業系サイディング」についてお教えしました🌟
今回は代表的な外壁材の一つ、モルタル外壁について分かりやすくお教えします!
そもそもモルタル外壁とは?
モルタルとは、一般的にセメント・砂・水などを混ぜてつくられる材料です!
住宅では下地の上にモルタルを施工し、その表面を塗装や吹き付け材などで仕上げているものがあります。
サイディングのように板を並べて施工する外壁とは構造が異なります。
仕上げ方によってさまざまな表情をつくれることも特徴です。
少し築年数が経った戸建て住宅でも、よく見かける外壁です👀
(例)

モルタル外壁で一番気になる「ひび割れ」
モルタル外壁を点検するとき、特に確認したいのがひび割れ(クラック)です👀‼
外壁に一本線が入っていると、
「ここから雨が入るんじゃないか?」
「もう塗装しないとダメなの?」
と心配になりますよね💦
でも、ここで知っていただきたいことがあります。
ひび割れがある=すべて同じ状態ではありません🙅
ひび割れの種類
細いひび割れもあれば、大きなひび割れもあるんです!
ひび割れには、非常に細いものから、幅が大きく深さのあるものまであります。
表面に発生した細かなひび割れは、一般的に「ヘアークラック」と呼ばれることがあります。
一方で、
・幅が大きい
・深そうに見える
・同じ場所で繰り返し発生する
・周囲に浮きや剥がれがある
・室内側にも異変がある
といった場合には、より詳しく状態を確認した方がよいことがあります。
つまり大切なのは、「ひび割れがあるか」だけではなく、「どんなひび割れなのか」を見ることです!
(例)

ひび割れを見つけたら、まずどうすればいい?
まず、慌てる必要はありません。
安全に確認できる場所であれば、写真を撮っておくことをおすすめします📸⭐
そして可能であれば、
「いつ頃気付いたのか」
「以前より広がっていないか」
を確認しておきましょう!
数か月後に同じ場所を撮影すると、変化を比較することもできます。
ただし、高い場所を確認するために脚立へ上ったり、屋根へ登ったりする必要はありません🙅
安全第一です😊🌟
「ひび割れ=雨漏り」ではありません!
ここも大切なポイントです!
外壁にひび割れがあるからといって、必ずそこから雨漏りしているとは限りません。
雨水が建物内部へ入る経路は「外壁・シーリング・サッシまわり・屋根・ベランダ・各部材の取り合い」など、さまざまです。
もし室内に雨漏りがある場合は、「外壁にひび割れがあるから、ここが原因だろう」と決めつけず、どこから雨水が入っているのかを確認することが重要です!
雨漏りは、見えている場所と水の入口が離れていることもあります。
ひび割れは塗装すれば直る?
これもよくある誤解です。
塗料を上から塗れば、すべてのひび割れが直るわけではありません🙅
ひび割れの状態によっては、塗装前に適切な補修が必要になります。
ここで前回までにご紹介した、「下地処理」が重要になります🧐
①ひび割れの状態を確認する。
②必要な補修をする。
③下地を整える。
④そのうえで塗装する。
この順番が大切です!
ただ表面をきれいにするだけではなく、塗る前に何をしたのか。
ここまで見ていただきたいと思います😌
モルタル外壁で確認したい5つのサイン
ひび割れ以外にも、モルタル外壁では次のような部分を確認します🧐
① ひび割れ
細さ・深さ・場所・変化などを確認します。
② チョーキング
外壁を触ったときに粉が付く場合は、塗膜劣化を判断する一つのサインになります。
③ 塗膜の膨れ・剥がれ
表面の塗膜が浮いたり、剥がれたりしていないか確認します。
(例)

④ コケ・藻・汚れ
特に日当たりや風通しなどの条件によって発生しやすい場所があります。
(例)

⑤ 外壁の浮きや欠損
表面だけではなく、モルタル自体に浮きや欠けなどがないかも重要です。
一つだけを見るのではなく、複数の状態を総合して判断することが大切です!
見積書では「クラック補修」の中身を確認
モルタル外壁の見積書では、「クラック補修 一式」と記載されることがあります。
ここで、
「どのひび割れを補修するんですか?」
「どんな方法で補修するんですか?」
と聞いてみてください。
ひび割れの状態によって、適切な補修方法は変わります。
相見積りで金額が違う場合も、単純な価格差ではなく、補修内容そのものが違っている可能性があります。
金額だけを見るのではなく、「何を、どう直すのか」まで確認することが大切です!
DIYでひび割れを埋めても大丈夫?
ホームセンターなどには、外壁補修用の商品もあります。
小さな補修をご自身でされる方もいらっしゃると思います。
ただし注意したいのは、原因や状態が分からないまま、とりあえず表面を塞いでしまうことです🙅
特に雨漏りが疑われる場合、補修した場所が本当の雨水侵入箇所とは限りません。
また、使用する材料によっては、その後の塗装や補修に影響することもあります。
判断に迷ったときは、施工する前に一度専門業者へ相談するのも方法の一つです!
ヌリケン・プラスが大切にしていること
私たちは、ひび割れを見つけたからといって、
すぐに、「全面塗装しましょう」とは考えません。
まず、
・どこにあるのか。
・どのくらいの幅なのか。
・どんな方向に入っているのか。
・周囲に異常はないか。
・雨漏りなど別の症状はないか。
建物全体を確認します👀‼
その結果、「今は経過を見ても大丈夫です」ということもあれば、「ここは先に補修しておきましょう」ということもあります🧐
大切なのは、不安をあおって工事をすることではなく、今の状態を正しく知っていただくこと!
そして、必要な時期に必要な工事をすることです😊🌟
今日覚えていただきたいこと
今回は4つです!
① モルタル外壁では、ひび割れが発生することがある。
② ひび割れ=すぐ雨漏り・すぐ全面塗装、とは限らない。
③ 大切なのは「ひび割れがあるか」ではなく「どんな状態なのか」。
④ 塗装する場合も、先に適切な下地処理・補修を行うことが重要。
ひび割れを見つけても、まずは落ち着いて状態を確認してください。
まとめ
外壁にひび割れを見つけると、不安になるのは当然です。
ただ、「ひび割れがあります。すぐ塗装しましょう」だけでは、本当に必要な工事なのか判断できません。
大切なのは、
・なぜ割れているのか。
・どの程度傷んでいるのか。
・今すぐ補修が必要なのか。
そして、どんな方法で直すのか。
ここまで説明してもらうことです!
私たちヌリケン・プラスは、工事を売る会社ではなく、住まいを守る会社でありたい。
だからこそ、「今はまだ大丈夫」という判断も含めて、できるだけ分かりやすくお伝えすることを大切にしています。
ひび割れ一本でも構いません。
「これって大丈夫かな?」と思ったときに、気軽に相談できる存在でありたいと思っています。
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡 幸洋
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