塗想ブログ
第197弾【ヌリケンブログ・第2章】 外壁塗装は「3回塗り」なら安心?|下塗り・中塗り・上塗り、それぞれの本当の役割
2026年09月09日(水)
外壁塗装の説明を受けたとき、「うちはきちんと3回塗りです!」と言われたことはありませんか?
一般的な外壁塗装では、下塗り → 中塗り → 上塗りという工程で施工する仕様が多くあります。
そのため、「3回塗りなら安心!」と思われる方も多いと思います😌
もちろん、必要な工程を守ることはとても大切です。
でも実は、「3回塗った」という回数だけでは、良い塗装かどうかは判断できません!
今回は、下塗り。中塗り。上塗り。
それぞれ何のために行うのか。
そして、塗る回数以上に確認してほしいポイントについてお教えします!
まず「3回塗り」とは?
一般的に外壁塗装でいう3回塗りは、
1回目 下塗り
2回目 中塗り
3回目 上塗り
という工程を指します。
ただし、すべての塗料・すべての下地が必ず同じ3工程になるとは限りません。
外壁の状態や使用する塗料、メーカーが定める施工仕様などによって、必要な工程が変わる場合があります。
なので大切なのは、「何回塗ったか」だけではなく「その材料に必要な施工仕様を守っているか」です!
1回目「下塗り」の役割
まず最初に施工するのが下塗りです。
下塗りは、完成するとほとんど見えなくなります😣
でも、とても重要な工程です!!
簡単に言えば、既存の外壁と、その上に塗る塗料をつなぐ役割があります。
外壁の状態や仕上げによって、
・プライマー
・シーラー
・フィラー
など、使用する下塗り材も変わります。
何でも同じ下塗り材を使えばいいわけではありません。
(例)

下塗りを適切にしないとどうなる?
例えば、下地に合わない材料を使用した。
必要な下地処理ができていない。
塗布量が不足している。
下地の吸い込みが激しいのに適切な処置をしていない。
こうした状態では、その後に良い上塗り塗料を使用しても、本来期待される性能を十分に発揮できない可能性があります。
だから私は、「どんな上塗り塗料を使いますか?」と同じくらい、「下塗りは何を使いますか?」も大切だと思っています。
2回目「中塗り」の役割
下塗りが終わったあと、次に施工するのが中塗りです。
多くの塗装仕様では、中塗りと上塗りに同じ上塗り塗料を使用します。
中塗りには、塗膜に必要な厚みをつくっていく。
仕上がりを整えていく。
上塗りにつなげる。
といった役割があります👀
(例)

3回目「上塗り」の役割
最後に施工するのが上塗りです。
お客様が完成後に見るのは、基本的にはこの仕上がり部分です。
色。ツヤ。美観。
そして塗膜による保護。
こうした最終仕上げを担います。
だから上塗りはもちろん大切なんです!
でも、上塗りだけきれいなら良い塗装というわけではありません🙅
完成すると見えなくなる下塗りや中塗りも、同じように大切です。
(例)

「3回塗りました!」だけでは分からないことがあります
ここが今回、一番お伝えしたいところです!
例えばA社もB社も、「3回塗りです!」と説明したとします。
それでも施工内容が同じとは限りません。
なぜでしょうか?🧐
① 下地処理はきちんとできている?
塗装する前には、
・高圧洗浄
・ひび割れ補修
・旧塗膜の処理
・ケレン
・サビ処理
・シーリング
など、建物の状態に合わせた下地処理が必要になります。
極端な話、下地が悪いまま3回塗っても「3回塗ったから安心!」とは言えません💦
塗装は、塗る前から始まっています。
② 使用する材料は適切?
外壁材や既存塗膜の状態によって、適した下塗り材や塗装仕様は変わります。
・窯業系サイディング
・モルタル
・ALC
・金属サイディング
それぞれ特徴があります。
だから、「何を3回塗るのか」も重要です!!
③ 必要な量を塗っている?
塗料には、メーカーが施工仕様として定めている塗布量などがあります。
同じ3回塗りでも、必要な量を適切に施工している場合と、薄く延ばして施工している場合では、同じ「3回」という言葉でも意味が違ってきます。
単純に回数だけではなく、メーカーの施工仕様に沿って施工されているかが大切です!
④ 乾燥時間を守っている?
塗装には、工程ごとに適切な乾燥時間があります。
下塗りをして、すぐ中塗り。
中塗りをして、すぐ上塗り。
早ければ良いわけではありません🙅
使用する材料や気温、湿度などの条件を踏まえ、メーカーが定める施工条件を確認しながら進める必要があります。
「早く終わった=腕が良い」とは限らないんですね🤔
⑤ 天候は大丈夫?
外壁塗装は屋外工事です。
雨。気温。湿度。結露。強い風。
こうした気象条件も施工に関係します。
特に長崎では、季節によって雨が続くこともあります。
工期を守ることも大切ですが、塗れる状態ではないのに予定を優先して無理に塗らないこと!
こちらの方が大切なんです!!
「3回塗り」と言われたら、この質問をしてください
難しい専門知識は必要ありません。
見積りや契約前に、
「下塗りには何を使いますか?」
「中塗りと上塗りは何を使いますか?」
「メーカーの仕様に沿って施工しますか?」
このくらい聞ければ十分です。
さらに、「工程ごとの写真は残りますか?」と聞いておくのもおすすめです👀
なぜ工程写真が大切なの?
外壁塗装は、工事が終わると途中の工程が見えなくなります。
例えば完成後に見ても、下塗りをどのように施工したのか。
中塗りをしたのか。
下地補修をどのようにしたのか。
分からなくなります。
だから、下地処理 → 下塗り → 中塗り → 上塗り
それぞれの写真が残っていると、お客様にも施工内容が伝わりやすくなります。
「信用してください!」だけではなく、見える形で伝える。
これも大切だと思っています😌
4回塗りなら3回塗りより良い?
では、「うちは4回塗ります!」と言われたらどうでしょう🤔
3回より4回だから、さらに安心。
……とも限りません。
下地の状態や使用材料によって、追加の下塗りなどが必要になるケースはあります。
その場合には4工程以上になることもあります。
しかし、回数が多ければ多いほど良いという話ではありません。
大切なのは、なぜ4回必要なのか。
その仕様が材料や下地に合っているのかです!
つまり、3回か4回かという数字を競うものではありません。
高い塗料を使えば長持ちする?
これも同じです。
高性能な上塗り材を使っても、下地処理が不十分。
下塗りが適切でない。
必要な塗布量を守っていない。
乾燥時間を守っていない。
そうであれば、その塗料が持つ性能を十分に生かせない可能性があります。
塗料選びはもちろん大切です。
でも、「何を塗るか」と同じくらい「どう塗るか」が大切。
ぜひ覚えておいてください😊🌟
ヌリケン・プラスが大切にしていること
完成した外壁を見れば、「きれいになった!」と喜んでいただけます😆
もちろん、それは私たちにとってもうれしい瞬間です。
でも、私たちが本当に大切にしなければならないのは、完成すると見えなくなる工程です。
・洗浄
・補修
・ケレン
・シーリング
・下塗り
・中塗り
そして上塗り。
一つひとつ積み重なって、最後の仕上がりになります。
だから私たちは、見えない部分ほど丁寧に!という考え方を大切にしています。
今日覚えていただきたいこと
今回は5つです。
① 一般的な3回塗りは「下塗り・中塗り・上塗り」。
② ただし、必要な工程は下地や使用材料によって変わる場合がある。
③ 回数だけでなく、下地処理・材料・塗布量・乾燥時間も大切。
④ 4回塗れば必ず3回塗りより良いわけではない。
⑤ 「何回塗るか」だけではなく「なぜその仕様なのか」を聞く。
これだけ覚えていただければ十分です。
まとめ
外壁塗装で、「3回塗りです!」という説明は、一つの確認ポイントです。
でも、3回という数字だけで工事品質を判断することはできません。
大切なのは、塗る前に何をしたのか。
何を塗ったのか。
どのように塗ったのか。
必要な施工条件を守ったのか。
そして、なぜその施工方法なのかです!
完成すれば、途中の工程は見えなくなります。
だからこそ、見えなくなる仕事ほど丁寧に!
ヌリケン・プラスは、完成した日の「きれい」だけではなく何年か経ったあとにも「あのとき、きちんと工事してもらって良かった!」と思っていただける仕事を目指しています😊🌟
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡 幸洋
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