塗想ブログ
第232弾【ヌリケンブログ・第2章】 外壁塗装の「中塗り」は何のため?|同じ塗料を2回塗るのには理由があります
2026年10月14日(水)
前回は、外壁塗装の最初の塗装工程「下塗り」についてお教えしました!
下塗りが終わり、メーカーが定める乾燥時間を確認したら、次は「中塗り」です!
一般的な外壁塗装では、
下塗り
↓
中塗り
↓
上塗り
と工程を重ねていきます。
ここで、こんな疑問を持つ方もいると思います。
「中塗りと上塗りって、同じ塗料を塗るんでしょ?」
「だったら一度に厚く塗ればいいんじゃない?」
実は、そうではありません。
今回は、なぜ中塗りが必要なのかをお教えします!
中塗りとは?
中塗りは、下塗りが終わった外壁の上に施工する仕上げ塗装の1回目と考えると分かりやすいと思います🤔
使用する塗料の仕様によって異なりますが、一般的には中塗りと上塗りに同じ仕上げ塗料を使用するケースが多くあります。
では、同じものを塗るならなぜ2回に分けるのでしょうか?

理由① 必要な塗膜をつくるため
塗料は、ただ外壁に色を付けるものではありません。
メーカーは塗料ごとに、施工方法・塗布量・乾燥時間などを定めています。
その仕様に沿って工程を重ねることで、必要な塗膜を形成していきます。
だから、「色が付いたからOK」ではないんです🙅
理由② 一度に厚く塗ればいいわけではない
「2回塗る量を、一度で厚く塗れば早いのでは?」と思うかもしれません。
でも、塗料には一工程ごとの適切な塗布量があります。
必要以上に一度で厚く塗れば、乾燥状態や仕上がりに影響する可能性があります。
塗料は、たくさん付ければ付けるほど良いものではありません。
メーカーの施工仕様に従って、必要な量を必要な回数で施工する。
これが基本です😌
理由③ 塗りムラを減らして仕上げるため
外壁には、
・凹凸
・模様
・細かな段差
があります。
一度の仕上げ塗装だけでは、場所によって塗料の付き方に差が出ることがあります。
中塗りを施工し、さらに上塗りを重ねることで均一な仕上がりへ近づけていきます。
見た目の美しさという意味でも、大切な工程です。
中塗りで、いよいよ家の色が変わります
下塗りの段階では、白っぽかったり透明だったり、最終的な色とは違って見えることがあります。
でも中塗りになると、いよいよお客様が選んだ色が外壁に入ってきます。
ここで初めて、「おお!家の雰囲気が変わってきた!」と感じる方も多いと思います😊🌟
外壁塗装の中でも、かなりワクワクする工程です。
でも、中塗りで終わりではありません
中塗りが終わると、かなりきれいに見えます。
そのため、「もう完成じゃない?」と思うかもしれません。
でも、まだ完成ではありません。
ここから必要な乾燥時間を置いて、最後の上塗りへ進みます。
中塗りと上塗りの間にも乾燥時間があります
ここは非常に大切です。
中塗りが終わったからすぐに上塗りをするではありません🙅
使用する塗料には、次の工程へ進むための乾燥時間が定められています。
・気温
・湿度
・天候
・使用材料
・施工条件
これらを確認しながら進めます。
ヌリケン・プラスではメーカーが定める乾燥時間を守ることを大切にしています。
「今日は晴れているから急ごう」はしません
天気が良い。
職人がたくさんいる。
早く工事を終わらせたい。
だから、下塗り・中塗り・上塗りをどんどん進める。
それが良い施工とは限りません。
乾燥に必要な時間は、職人の人数では短縮できません。
待つべきところは待つ。
これも施工の一部です。
ヌリケン・プラスが平均20日程度かける理由
私たちヌリケン・プラスでは、戸建住宅の外壁塗装は最低でも2週間程度。
平均すると、20日間程度かけて施工しています。
もちろん住宅の大きさや工事内容、天候によって変わります。
でも、早く終わらせるために必要な工程や乾燥時間を詰めることはしません。
・洗浄
・乾燥
・下地処理
・シーリング
・下塗り
・中塗り
・上塗り
それぞれに意味があります。
「3回塗り」だけで安心しないでください
見積書に、3回塗りと書いてある。
これは一つの確認ポイントです。
でも、回数だけでは十分ではありません。
何の下塗り材を使うのか。
何の仕上げ塗料を使うのか。
メーカーの仕様はどうなっているのか。
必要な塗布量は守られているのか。
乾燥時間は守られているのか。
こうしたところまで含めて、一つの塗装仕様です。
「中塗りと上塗り、本当に2回塗った?」問題
完成すると、中塗りは上塗りで隠れます。
つまり、完成した家を見ただけでは中塗りをしたかどうか分かりにくくなります。
だからこそ、私たちは施工中の写真を残すことが大切だと考えています。
下塗り、中塗り、上塗り。
それぞれの工程を記録する。
そうすれば、完成後でも確認できます。
中塗りと上塗りの色を変えれば分かりやすい?
「中塗りと上塗りの色を変えれば、ちゃんと2回塗ったか分かるのでは?」という考え方もあります。
確かに施工中は分かりやすくなります。
ただし、塗料メーカーの仕様や仕上げ色によっては色を変えることが適さない場合もあります。
特に上塗りの色によっては、中塗りの色が仕上がりに影響する可能性もあります。
なので、「色を変えている=良い施工」とは限りません。
大切なのは、メーカー仕様に従って適切に施工し工程を写真などで確認できるようにすることだと私たちは考えています。
今日覚えていただきたいこと
中塗りは、
① 必要な塗膜を形成する
② 塗りムラを減らす
③ 上塗りできれいに仕上げるための土台をつくる
大切な工程です。
そして、「一度に厚く塗れば同じ」ではありません。
適切な塗布量。
適切な施工回数。
適切な乾燥時間。
これを守ることが大切です。
まとめ
外壁塗装は、ただ3回ローラーを動かせば完成する工事ではありません。
下塗りには下塗りの役割。
中塗りには中塗りの役割。
上塗りには上塗りの役割があります。
そして、それぞれの工程の間には必要な乾燥時間があります。
私は、この「待つ時間」も工事だと思っています。
早く終わらせることより必要な工程を守る。
メーカーの施工仕様を守る。
そして、お客様が完成後には見ることのできない工程をできるだけ写真に残す。
ヌリケン・プラスでは、そうした一つ一つの積み重ねを大切にしています。
中塗りが終わると家はかなりきれいになってきます。
でも、あと1回。
次はいよいよ、外壁塗装の仕上げ「上塗り」です👀
最後に塗る1回には、どんな意味があるのでしょうか?
次回、第233弾でお教えします😊🌟
株式会社ヌリケン・プラス 代表 萩岡 幸洋
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